156センチの視線

9月23日「祈りは聞かれる」

 娘が車の中で言いました。「早く冬にならないかなぁ。」急に何を言い出すのかと思っていると、「雪遊びがしたいんだよ。」と続けました。「でも…たっちゃんがいないから寂しい。」
 幼馴染と毎年冬を楽しんできた娘が、今年はその子がいないことを残念に思っていたのです。何とかしてあげたい。でも、その子を連れ戻すことはできません。また、もし他の子どもたちが教会に増えたとしても、彼の代わりにはならないのです。娘の寂しさをどうやって励ませばいいのか、わかりませんでした。
 家に帰ると、最近洗礼を受けた明星幼稚園のママ友と一緒に食事に出かけていた妻が帰ってきて言いました。「毎週金曜日に、はなはちゃんが遊びに来ることになったんだよ!」それを聞いた娘は、キョトンとして、信じられないような様子でしたが、段々と笑顔になってきました。さっきまで寂しがっていた娘に与えられた主からのプレゼントです。主は本当に素晴らしい方です。遊びに来るその理由は、洗礼を希望しているはなはちゃんが、すでに洗礼を受けたうちの娘と一緒に主のことを学んでほしいというママ友の願いからでした。
 主は幼子の祈りを聞いてくださる。忘れかけていた、そんな当たり前のことに出会えた日でした。