156センチの視線

10月28日「御言葉の実践」

 火曜日のコンサートは、本当に素晴らしいものでした。選びぬかれた音響機材とその技術、そしてプロ中のプロであるピアニストのサポート。息子さんとの息の合ったステージ。三上勝久さんは、そのすべてを惜しみなく披露してくださり、しかも「受けるよりも与えるほうが幸い」という主の教えに100%従って、謝礼や交通費などの実費を受け取りませんでした。それは、三上さんがそのように実践しようと決めてから、御言葉の確かさに触れ、さらに主との関係が深まったからだろうと思います。
 主の弟子たちは、御言葉に従う前、つまり十字架が自分のものとなる前は、自己中心的な人々でした。しかし、彼らの傷が十字架の血潮によって清められ、罪赦された喜びと復活の立会人として、世界に出ていきました。
 それぞれの人生に傷はつきもの。しかし、その傷が癒やされたとき、癒やし主に対する感謝と人々に対する愛が自然と芽生えてくるんでしょうね。三上さんご自身も大きな病を体験し、信仰を失うほどの涙の谷を通されたのです。しかし、そこで再び主に出会い、傷癒やされて、御言葉を実践する道を邁進するようになったのでしょう。それが、曲の一つ一つと、その歩みに確かに現れていました。