宣教

11月11日「神の約束の然り(アーメン)」

民数記23:19  Ⅱコリント1:20~22
 「神は言われたことを為されないことがあろうか。告げられたことを成就されないことがあろうか。」
聖書は、世の力がいかに真実であるかを主張し、幅を利かせているように見えるこの世にあっても、神の真実はこの世を貫くことを明らかにしています。
 「権力への欲望、他者を踏みにじっても自分は得をしたい」という人間の本音の見え隠れする中にも、神の言葉と御業は前進して行きます。それが最も信実にこの地上に明らかにされたのが、「イエス・キリストの出来事」に他なりません。
 パウロは、「神の約束は、ことごとくこの方において『然り』となったからです。~神をたたえるためにこの方を通して『アーメン』ととなえます。」と断言します。言うまでもなく、十字架と復活を中心とした神の愛の御計画のことです。
「アーメン」とは、「神の真実」(エトメー)から来ています。「アーメン」とは、この神に対する信仰の告白であり、神讃美、喜ばしい服従の表明なのです。「アーメン」を唱える時、わたしたちは、旧約の民、新約の民に連なる神の民として神の恵みを唱和することなのです。アーメンこそ、神の「然り」を実現する神讃美です。何時、如何なる時も、「インマヌエル・アーメン」の恵みに生きる神の民として。