宣教

12月9日「希望は闇の中に」

イザヤ9:1 ヨハネ1:1~5
 アドヴェントの第2週に入りました。待ち望むことから始まる教会の一年は何と希望に満ちていることでしょう。「闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。」(イザヤ9:1)のみ言葉は、「言の内に命があった。いのちは人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった」(ヨハネ1:4、5)のみ言葉と通底し、今日に語りかけてきます。
 「待ち望み、信じる者」にのみ与えられた確かさが聖書にはあります。理不尽な闇を経験した若い二人の男女は、闇の中で輝く光を生きる者となります。そう言えば、このヨセフとマリアのみならず、闇の中で光と出会った二組の人々がいました。
 星を頼りに旅した博士たちと、夜通し羊の群れの番をしていた羊飼いたちです。闇を知る人たちこそが、光と出会います。 しかし闇を光と信じて生きる者は、真の「光を理解」出来なかった」のです。この人達こそヘロデに代表される人々です。
 自らの闇を知る中にこそ、人間を照らすまことの「命の言」との出会いが与えられるのです。友よ、闇を恐れる必要はありません。「真の命」が訪れるからです。「希望はわたしたちを欺くことはありません。神の愛が」注がれているからです。何という幸い!