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12月16日「あなたも世界を変えることができるのです。」

月に一度の刑務所教誨で、受刑者の方々と共にクリスマスについて学びました。クリスマスといえば何を連想するか、と問いかけると、一人の方が「キリストの誕生日じゃなかったっけ?」と自信無げに答えてくれました。
 クリスマスの物語を知らない方々です。神はなぜ御子を与えてくださったのか、なぜその方は貧しい夫婦を親として、飼い葉桶に生まれなければならなかったのか。そして、どんな生涯を歩んでいったのか。「ひとりのみどりごがわたしたちに与えられた」というイザヤの預言から、ごく普通の人が、世界を変革していく物語を分かち合い、「あなたも世界を変えることができるのです。」というメッセージを贈らせていただきました。
 いつから、どんな理由があって、今刑務所にいるのでしょうか。もしかしたら、多くの人たちは受刑者の方々の過去を知りたがるかもしれません。しかし、私たちの主、イエス・キリストは人の過去よりも、未来を信頼しているということ。そして、世界を変えていくために必要な助けを今、与えてくださることを学びました。
 一人の方が言いました。「何かできそうな気持ちになってきた。」主が心の飼い葉桶に生まれてくださった瞬間でした。