宣教

4月21日「復活 ー 限界を超えて」

イザヤ55:8〜11  使徒言行録17:16〜34
 聖書には「新しい」という言葉が多く出てきます。主イエスもご自身の与える新しい時代を様々なたとえ話で語りました。実は、神は「新しい」ことが大好きなのです。しかも、その真新しさは人間の想像を遥かに超えるものであり、サプライズをもたらすものです。それは、神の独り子が地上に派遣され、十字架で命を捨てるという出来事だけでは終わりません。その先に、復活があったのです。
 このような話は荒唐無稽であり、信じることは難しいものです。しかし同時に、人間の知性を遥かに超えるこの事実は、信じることのみによって開かれる世界でもあります。主イエスの死者からの復活という、この信じられないような出来事を体験することができた当時の人々が羨ましいと思うなら、彼らの姿を聖書の中から覗き見ればいいのです。
 主イエスは十字架で彼らの罪深さを示し、それを赦し、復活して神のもとから来たことを証明しました。彼らは全くつくりかえられてしまいました。保身に走っていた時代が嘘のように、彼らは命がけであらゆる場所に出向き、そのことを伝えました。復活の主に会ったからです。
 それは昔の話ですか?いえ、主は今も生きておられます。彼らの姿は私たち自身の姿でもあるのです。