宣教

6月9日「約束の聖霊」

ヨハネ1:29~34
 世界ではじめての教会が誕生した時、救いの主イエスを信じる人々は聖霊のバプテスマを受けました。これは、聖霊を受ける、聖霊に満たされる、というものとは全く別の、体験的で特異的なものでした。
 聖霊によらなければイエスを主と告白できないと聖書にあるように、聖霊は私たちが主を信じることのできる力であり、キリストに属する者を導く助け主です。しかし、日々の生活を聖霊によって導かれることと、聖霊のバプテスマは別のものであることが聖書によって描かれています。
 ある信仰者は、信じたが、聖霊を受けていない、と告白し、見たことも聞いたこともないと告白しました。書簡の中には、聖霊のバプテスマを受けた人々が霊に満ちた歌を歌ったり、病を癒したり、異言を語ったことが記されています。
 信仰の先人たちも、人生のある時、ふいに救い主と出会い、救いの確信が与えられ、涙が止まらなかったというような経験をしています。この人々は、信じたあとでさえ、救い主を知らなかった、と告白するのです。
 聖霊のバプテスマは約束です。しかし、私たちが何かをすれば与えられるというものではなく、主ご自身の時に応じて、与えられる素晴らしい恵みなのです。