宣教

7月28日「驚くべき約束」

ヨハネ14:12〜14
 「祈りは聞かれる」おそらく、多くの信仰者が同意する文言だと思います。それはなぜでしょうか。すべての願いが思い通りになった、という方は皆無ではないでしょうか。それでもなお、私たちは「祈りは聞かれる」と言っている人たちを知っています。
 それと同時に、「なぜ、私の祈りは聞かれないのか」という声も耳にします。弟子たちに告げた「何でも叶えてあげよう」という約束は効力を失ったのでしょうか。そう思える時があるのもまた事実です。
 しかし、この約束が何度も何度も繰り返し告げられていることは、主の言葉の中でも類を見ないものです。そして、厳粛な状況の中、特別な時にさえも、主はこの約束を繰り返されるのです。それは、祈りこそが私たち人間に与えられた最も驚くべきツールであり、全宇宙を支配しておられる方、無から有を生み出すことができ、不可能を可能にする方とつながる唯一の行動だからです。
 主は祈りについて、2つのことを命じています。絶えず祈ること、隠れて祈ること、です。この二つは相反するもののようですが、実は一つです。
 主は私たちにもっと求めるようにと招いておられます。主は祈りの質よりも、むしろ量を求めておられるのではないでしょうか。