156センチの視線

12月1日「古くて新しい主の教会」

 生まれてはじめて秋田の県南に行くことができました。広がる景色は絵画のようで、まるで昔話に入り込んだかのようでした。
 秋南教会上野台会堂でもたれたコーチングネットワーク説明会には、秋南教会の方々だけでなく、横手教会、脇本教会、そして青森、岩手から多くの参加がありました。人口減少による過疎化、少子高齢化、牧師の減少など、問題は山積しています。しかし、初期キリスト教会も同じような状況であったことを分かち合い、ここから全てが始まるということを励まし合いました。
 現在、男鹿半島には、すでに本質に歩む教会があるので、その方々が一緒に来てくださって、「何も分からない」と不安になっている方々に、「私も何も分からない」と笑顔で声をかけ、一緒に歩んでいこうという姿を見せてくださったのです。同じ地域で教会のお一人おひとりが相互に交流する。7つの集会を持つ秋南教会にとっては当たり前のことであり、その原点である初期キリスト教会に戻っただけのことです。
 「誰も見たことのないことが今、秋田に起こる。」でも、実は二千年前には普通に見られていた光景なのかもしれません。