156センチの視線

1月12日「ただ一つの慰め」

 2019年から2020年の年末、年始―クリスマスから新年―にかけて、3名の方を天に送りました。19年のクリスマスイヴの日に、癒しを祈った工藤眞由美さんを、1月1日に、木村牧子さんのお母様を、そして6日に祈り続けた清野光子さんを。
 沢山のことを考えさせられました。そして今一度、わたしたちの信仰について、その恵みと豊かさについて思いを巡らしました。
 『ハイデルベルク 仰問答』の問1に「生きている時も、死ぬ時も、あなたのただ一つの慰めは何ですか?」に対しての答えは、「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります。~」とあります。なんという慰めでしょうか。
 この真理は、クリスチャンにだけ当てはまるものではなく、全ての人に与えられている祝福です。
 「全てのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン」(ローマ11:36)わたしたちはすべての人のために確信を持って祈り、聖なる慰めを共にすることができるのです。わたしたちは、神様により遣わされて、キリストの芳しい愛の薫りなのです。福音の恵みに感謝が溢れます。