156センチの視線

3月15日「ピンチをチャンスに」

 先週、岡山県の赤磐教会の額田先生と久しぶりに電話でお話しする機会が与えられました。現在、赤磐教会と、北海道の小樽聖十字教会を牧会している先生です。信徒の自立を励まし続け、双方が離れていても牧会ができることを目に見える形で証ししておられます。
 昨今のコロナ対策はどうしていますか、と尋ねると北海道では感染者が増加しているため、礼拝はお休みにして、それぞれの自宅で自己発見型のバイブルスタディをするように励ましたそうです。すると、家族であっても新しい発見があったり、そこに新しい方が加わったり、と盛り上がりを見せているようです。
 七つの本質の教会形成の中で、教会が適応可能な構造を模索していくことはとても大事なことでしょう。特に、否応なしに変化を求められる非常時には、そのことが一層進む契機となります。一見すると、礼拝がなくなると危機的なことと感じるかもしれませんが、それは決められた教会堂に集まって集会をする手段がたった一つ無くなっただけのことです。私たちが礼拝を継続するために選ぶことのできる選択肢は、その他に無数に残されています。
 どんな形で礼拝を継続しつつ、非常時に対処するか。教会のあり方、礼拝の意味を主から問われている気がします。