156センチの視線

1月31日「十字架と永遠の命」

 先週の前半は暖かい日が続き、駐車場の雪はほとんど溶けてしまいました。厳しい冷え込みと大量の雪、その後始末に追われているときには「何でこんなところに住もうと思った人がいたんだろう。」と不思議に思いますが、時折訪れる暖かい日差しに包まれていると、この前までたくさんの雪に四苦八苦していたことが嘘のようです。
 津軽地方の厳しい冬を経験すると、このような日々の連続ですから、それを人生の十字架と復活に置き換えて理解する日々です。
 それぞれの人生に特有の十字架があるように、雪かきは、この津軽地方のように雪が当たり前の地域特有の十字架かもしれません。それを背負っている時には、不満や疑問がたくさん出てきますが、その後に復活ともいうべき太陽の光が昇ると、あの苦しかった経験も、雪が溶けていくようにすっかり消え去っていきます。どれほどの苦しみだったかを忘れてしまうほどです。
 きっと、永遠の御国に帰るとはそういうものなんだろうと、主がご自身も経験され、私たちに身を持って約束してくださった永遠の命の素晴らしさと期待感に胸が膨らみます。
 主は天から来られた唯一の方。その喜びがどれほどのものかをご存知だった方です。春までもう少し。確かな希望があるというのは何という励みでしょうか