156センチの視線

7月11日「天国はここに」

 トマス・アクィナス(中世最大の神学者)以来の神学者と言われるカール・バルトに、「天国とはどのようなところですか?」と聞いた人がいました。それに対して、「あなたの嫌いな人もたくさんいるところです。」とバルトは答えたといいます。
 いかがですか?この答えをあなたはどうおもいますか?「キリストはその兄弟のために死んでくださったのです」(ローマ14:15)とのみ言葉があります。自分と価値観の違う人について、パウロが言及した言葉です。
 天国には「あの人にはいてほしくない!」という人がいっぱいいるのだというのです。そんな天国などない方がいい!とお思いになりますか?どうもわたしたちが思う天国と違うようです。
 十字架につけられたイエス様を罵る人たちのため主は祈られました。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」と。
わたしたちは日々の祈りの中で、「主の祈り」を祈ります。「御名が、御国が、御心が…」と祈るわたしたちです。とすると…。
 今ここで、「天国であることを先取りして」生きることが、天国の信仰を生きることになるのでは⁉ と思いを新たにしています。天国を今ここで!心躍るチャレンジではありませんか。