156センチの視線

8月15日「個々人の使命に」

 先週の礼拝後、定例の役員会がもたれました。そこで、リーダーたちに礼拝のささげ方について意見を求めました。
 テーマは御言葉に対する応答でした。御言葉を皆で分かち合うための良い方法はないものかという議論がなされました。そこで、私が提案したものは、礼拝の中でグループに分けて御言葉をシェアするという方法でした。そのことについて、そのことが合う人もいれば、合わない人もいるだろうという反論や、御言葉を分かち合うことは良いことだという賛同など、様々な意見が出される中で、ある方が言いました。「この教会は今、本質的な教会形成に歩んでいる。それは個々人の使命を大事にするものだ。とすれば、牛山牧師が言っていることは、みんなで同じことをやろうということにはならないだろうか。」
 私は打ちのめされました。コーチングネットワークで得た素晴らしい価値を教会に紹介したいという熱意のあまり、他の教会でやっている方法を安易に持ち出し、神が与えた各個教会の独自性や個々の使命に反して、全体主義的なことを提案していたのです。
 牧師以上に本質的な教会形成を身に着けている。この共同体は大丈夫だ。そう思えた最高の役員会でした。