宣教

10月3日「叫ぶ石」

ルカ19:37~44
 聖書には「石」という言葉がたくさん出てきます。天地創造の中にも、石に関する記述があります。それは、エデンから流れ出る川の流域に存在するものでした。その石は「ショハム」という石です。この石が意味するものは何でしょうか。
 実は、この石は白と黒のスジが帯状に並んで浮かぶ石のことで、しまめのうとも呼ばれます。また、英語ではオニキスです。この石は、祭司のエフォドと呼ばれる礼服にあしらったり、他にもいくつかの記述があります。黒は何を意味し、白は何を意味するのか、聖書から紐解いてみたいと思います。
 石は聖書の中でも特別な存在です。あるときは枕になり、またあるときは律法が刻まれ、罪人に投げられたのもまた、石でした。
 今日の聖書にも、石が出てきました。主イエスを歓迎するエルサレムの人々の熱狂と、弟子たちの喜びが爆発しています。ことなかれ主義者たちは彼らを黙らせるよう主に願います。しかし、救いを叫ぶ人々の声は、それを覆ったところで隠すことはできず、十字架の救いへの道と、賛美を止めることは誰にもできないのです。