宣教

8月21日「すべてを神に」

ヤコブ5:13~20
 ヤコブの手紙は、信仰義認のキリスト教の中でも、異彩を放つ書簡です。この書簡は初期キリスト教会の礼拝で会衆が合同で読んでいたものとされています。当初、この書物を聖書に入れるかどうかの議論がなされましたが、行いによって救われるのではなく、信じて救われたことが行動を伴うとされ、聖書に編纂されました。
 ヤコブは迫害の中、散らされていった信仰者たちに、祈り、賛美、といった具体的なアクションについて語ります。それは日常生活の中で起こりうる問題について、そのすべてを主なる神に委ねるように促すのです。
 祈りは主にささげられ、賛美も主にささげられ、主の教会の交わりを通して神の栄光が現され、主の十字架によって罪が赦される現実を知る。教会という共同体を通して、何が起こるのかを観てきたヤコブだからこそ、語れることだったのです。
 これは、祈った通りの事が起こらない。私の祈りは聞かれているのだろうか、という不安の中にある時、教会の交わりがどれほど助けになるかを表している箇所だと思います。
 隣に兄弟姉妹がいる。なんという幸せ。詩篇の記者が歌ったように、信仰の友がいること、それはなんという恵みでしょうか。