156センチの視線

4月2日「長き歩みの中で」

 弘前公園のすぐ近くにあった生家に、両親にお願いして伝道を開始したのが49年前でした。定年退職して、ゆったりと生活していた両親にとっては、迷惑この上ない申し出でした。両親に「おんぶにだっこ」で始められた伝道は、「良き力に守られて」今日まで、全てを守られた祝福の歩みでした。東京で同じ教会に出席していた姉妹が聖愛高校に教師として赴任し、共に歩むことができたことも。最初の礼拝は、1974年4月7日の「棕櫚の主日」で、受難週の礼拝からでした。
 そのような過ぎ越し方を顧みる中で、WBCの関連映像と、深掘りのコメントがいまだに毎日放映されています。コメントする人々の心からの喜びが伝わってきます。そこで語られる栗山監督の一つ一つの言動に触れる機会を与えられ、襟を正されています。うちの教会に監督として来てもらいたいほどの、またとない機会を大切に心に留めています。わたしができなかった福音の、御言葉の真実が野球を通し余すことなく明らかに展開されています。自分が何を見ず、何をしてこなかったのかが痛いほどに明らかにされました。主の姿、福音の生きた世界を見ることが出来感謝が溢れます。御言葉に立ち返り、祈りつつ再出発です。「信じ、まかせ、感謝」することを! 石川