宣教

5月21日「正しい者」

ローマ1:16~17
 使徒パウロはローマの異邦人たちに、そして私たち現代に生きる人々に対して、「わたしは福音を恥としない」と言います。
 彼は福音を恥としていました。異邦人や主イエスを信じる人々を軽蔑し、迫害していました。ステファノの殺害に加担し、自らも女性や子どもという弱い立場の人々も捕らえようと躍起になっている姿は、福音を恥とする人の姿です。
 しかし、主に出会い、十字架を通され、自らも迫害を経験する中で、彼は異邦人やものの数にも入らない人々。かつて自分が恥としていたような人々に対する愛と情熱がみなぎっているのを感じたのです。彼は福音を恥とするどころか、誇りとする人へと変えられたのです。
 あなたが恥としている人は誰ですか。その方々はあなたにどんなひどいことをしたのでしょう。主が赦しなさいと命じても、決して赦せないのはなぜでしょうか。
 神はあなたを決して恥とはしませんでした。それどころか、あなたのために命まで捨てられたのです。その方が与えてくださるもの。その愛に、その福音に今一度、立ち帰りましょう。