156センチの視線
2月25日「今更ながら」
今年度の教会主題は「Born Again ! ― 新しく生まれる ―」ですが、みなさんは主によってどんな新しさを与えられたでしょうか。
先日、ジョイフルの方々と教会の7つの本質の一つである「関係」について学んだ時、選んだ詩篇の御言葉は「見よ、兄弟が共に座っている。 なんという恵み、なんという喜び。」(133:1)でした。私が新しくされたのは、まさにこの部分です。
世界で一番の未伝地となってしまった日本。ザビエル以降、明治時代の盛り上がりと第二次大戦後の成熟を経て、多くの宣教師、同胞の信仰者たちによって広くキリスト教が知られるようになりましたが、最近まで世界一の未伝地であったインドに抜かれ、ほとんど伝道ができなかった国という評価になりました。
それでも、与えられた人生を主にささげ、命をかけて日本の人々のために仕えてきた人々の信仰と情熱が無かったわけではありません。その歩みが、差し伸べられた手が、語られた御言葉が、目の前の一人を救いに導いてきたことは紛れもない事実です。
ほとんど信仰者のいない国の中で、「神はなんと素晴らしいお方だろう!」と互いに信仰を共有できる友がいるということはなんという恵み、なんという奇蹟でしょう。今更、そんな当たり前のことに気付かされ、新しくされている私です。