宣教

6月16日「神が見る本当のあなた」

ヨハネ7:37~39
 聖書は人類の救いについて、神の計画が示された啓示の書です。その頂点は主イエスの十字架と復活と言えるでしょう。さらに、救いの恵みを知った今、聖書は救い以外にも何かしらの役割があるのでしょうか。もちろん、あるのです。
 救いのメッセージを受けるだけなら、一度きりでも良いかもしれません。しかし、日々の生活の中で、聖書を開くこと、その御言葉の一つひとつを心に刻むことは、天国行きの切符を得ることと同様に重要なことです。なぜなら、それがこの地上を生きる私たちにとって、幸せに直結する内容だからです。
 乾いた土地に住むイスラエルの民は、いつか救い主が与えてくれるであろう豊かな水を夢見ながら、その到来を信じ続けていました。しかし、英雄的な努力を強いられ、ルーティン化し、形骸化した信仰は、眼の前の救い主を認めることができませんでした。
 その方は、信じる者に、もれなく聖霊を与えると約束されました。聖霊がもたらす実りは、天国由来のものです。しかし、聖霊が与えられているかどうか、そもそも、聖霊体験をしたことがなければ、聖霊の存在について知る由もありません。
 霊の火を消してはなりません、と聖書にあるように、今ここに火がついていることを知っているでしょうか。その火は、あなたの罪を燃やし尽くし、人を新生し、神が見ておられる、本当のあなたへと導く霊なのです。