156センチの視線
6月9日「黄金律」
「黄金律」と言われる言葉があります。「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」(マタイ7:12)のイエス様の言葉がそれです。
わたしたちは、「こうしてもらえたら!」「こうしてもらえなかった!」という思いが、心に楔のように打ち込まれて、身動きの取れなくなっている人に多く出会います。
連れ合い、恋人、友人、両親にも、同僚にも…「こうしてほしい」という思いでいっぱいです。そんなわたしたちに、「あなたはどうですか?」とイエス様は問われます。
良き人を求めるよりも、そのような人に自分がなっていれば、あなたのような人が必ず笑顔でやってきます。
「こんな人に会いたい!」「こんな友が欲しい!」と思う人に自分がなっていく。それが豊かな人生を生きる人の誠実な姿のようです。自分を見てみると、「あれがほしい」「これが欲しい」「こうしてほしい」「こうしてもらえない」…の塊のようです。
「素敵な人に出会いたい!」から、「素敵な愛の人に!」の祈りに歩みたいものです。