156センチの視線
10月20日「信憑性」
先週、床屋さんに行った時、昔の日本をはじめ、世界中の文化の話から、古代の人々の髪型の話になりました。現在から見ると、異質とも思える髪型や服装に、本当にそんな髪型をしていたんだろうか、考古学者たちの想像の具現化に過ぎないのではないかと、そんな話になりました。
古代の日本人はちょんまげなど、特殊な髪型をしていましたが、特に絵画などで奈良時代までよく見られる、顔の横でリボンのような、ひょうたんのような形に髪の毛を結うスタイルは、「嘘でしょ」と二人で笑っていました。
あまりにも気になったので、帰ってきてから調べてみると、3世紀の「魏志倭人伝」に髪型の記載があるそうです。だから嘘ではなかったのです!
同じように、聖書の中にも「嘘でしょ」と思えるような、度肝を抜くようなエピソードが山盛りです。そして、それは本当だったのです。タイムマシーンでも無ければ、その場に行って確認することはできませんが、状況証拠は整っています。
偽証するな、と命じられた人々が、神についての歴史的、体験的内容を偽装することはありえないでしょう。どんな罰が待っているか、考えるのも恐怖だったことでしょう。そして、十字架と復活を目にした弟子たちもまた、自らが迫害され、処刑されるような試練の中で、嘘を抱えて心中したとは思えません。
魏志倭人伝を信じて、あの特異な髪型を誰もが疑わないのであれば、聖書はなおさらのことではないでしょうか。