宣教

12月8日「主の宿る処」

ミカ5:1  ルカ2:1~7
 この12月8日は、何の記念日か知っているでしょうか?1941年12月8日(今から83年前)は、日本が米英を相手に戦争を始めた「真珠湾攻撃」の日です。全世界が火薬のにおいのする昨今、わたしたちは聖書を通して、世界と日本、そしてわたしたち自らを省みる時とするように、と招かれていることを心に留めなくてはなりません。
 わたしたちは、事柄を一方的に、自分の持っている僅かな知識や情報でもって理解したように考えがちです。そんな中に、聖書はわたしたち自らの持つ限界、垣根を取り除き新しい時へとわたしたちを導きます。わたしたちそれぞれの持つ一方的壁を打ち破るために、主はこの世においでになられました。
 預言者の「救い主預言」、そして「神の出来事」は、わたしたちの思いを絶して、「はるかに超えて高く深い」ものでした。神の指は、「いと貧しく、小さな場所を指し示します。
 「聖書」はわたしたちの偏見に満ちた思いを、打ち砕きます。「家畜小屋と飼い葉桶」、想像を絶する貧しさと悲惨さ。そここそが、キリスト誕生に選ばれた場所でした。最も貧しい場所、そこにこそ、全世界への神様の出来事が新しく始まりました。いと小さく貧しい、自らを解放する平和のために。