156センチの視線

3月2日「初代教会のルーツ」

 木造教会に最初に訪れたのは2010年の8月でした。同志社の教授に青森県を紹介された時、行ったことのない土地、知らない人たち、どんな主の導きが待っているのだろうとワクワクしたのを覚えています。
 木造教会で約1ヶ月を過ごし、その間、一番お世話になったのは佐藤さんでした。また、青森に遣わされてからも、地区の婦人会などで時々お目にかかっていました。みんなに愛されている、とても元気で優しい方でした。最近、佐藤さんは病を患い、教会に行くこともできない状態になっていると聞いていました。久しぶりに木造教会に招かれたのは、無牧となった木造教会の礼拝でした。そこには、病で苦しんでいるはずの佐藤さんの姿がありました。「来るって聞いたんで、なんとか駆けつけねば」と足を運んでくださったのです。
 先日、泰山庭セルで鶴田にある塩見さんのお宅に行った知恵さんから「佐藤さんのところに行って励ますように、と主から導かれました。」と伺いました。同じ苗字の人にミッションを与えるとは、主はやはりユーモアの方です。雪解けを待って、木造にある佐藤さんのお宅で交わることになったようです。ハレルヤ!
 共同体を超えて、共同牧会ができるなんて素晴らしいことだと思います。主は古くて新しい、初代教会のルーツに、私たちを導いています。