156センチの視線

3月9日「生きた信仰」

 2024年4月8日に星野富弘さんが帰天されてから1年が経とうとしています。どんなにかお世話になったかしれません。
 毎月の『こころの友』に、星野さんの詩と絵が掲載されています。この3月号には、春蘭の絵に次のような詩が載せてあります。
 「 どんな時にも 神さまに愛されている そう思っている 手を伸ばせば届くところ 呼べば聞こえるところ  眠れない夜は枕の中に あなたがいる 」
 体が不自由になり、口に絵筆をくわえて、詩と絵を描くようになった最初の頃からの著書からの長いお付き合いになります。宣教で、御言葉の解き明かしの中で、どんなにかお世話になったことでしょう。
 「立っていても倒れても そこはあなたの手のひら」の詩に、「わたしの時は あなたの御手にあります」(詩編31:15(口語訳))の御言を深く噛みしめました。 「感動できるのは 同じものを持っているから」との言葉に励まされつつ、崩れそうになる心を支えられてきました。
 「素朴な生きた信仰」それこそが、深い信仰であることを、星野富弘さんを通して教えて戴きました。星野さんと同じ信仰が与えられていることを感謝する日々です。わたしたちは御手の中です。