宣教
「今そこにいる神」
創世記39:21〜23 マタイ28:18〜20
日々の生活の中で神の存在を感じられないのはどういう時でしょうか?それは苦難の中にある時かもしれません。「神は私を見捨てたのだろうか」という思いに駆られる時があるのは紛れもない事実です。
ヨセフは兄たちに憎まれ、人身売買の末に見知らぬ国で奴隷とされ、誘惑を断ったために逆恨みされて投獄されました。その人生は苦難の連続であったという他ありません。しかし、聖書は言います。主がヨセフと共におられた、と。
42章で兄たちに再会するまで、ヨセフの感情の起伏は描かれません。神が共にいる人の力強さを表すためです。「わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です」(フィリピ4章13節)という告白は真実です。なぜなら、神はすべての問題に関わっており、私たちの苦悩のうちにこそ働いてくださるお方だからです。やがて霧が晴れるように、あなたの憂き悩みは晴れ、神が共におられたことを実感するでしょう。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と約束してくださった主イエスの言葉を信じる時、大いなる力が与えられます。それを希望と言います。