156センチの視線

10月2日「新しい歩み」

 祈祷会のさなか、教会の今後について話が出ました。これからは、教会が決めたことに多くの人が従っていくのではなく、一人ひとりが神から与えられた賜物を最大限に発揮して、その人がやってみたいこと、神から示されたことを教会がサポートしていくのが理想なのではないかと提言しました。
 ある方が、「礼拝の前にお茶を飲んではどうか」という提案をされました。それは、まず交わりを大切にしたいという思いがあったからでしょう。初代教会は、霊的な交わりに主眼をおいてきました。しかし現在では、どちらかというと、何かプログラムをすることで一致を計ってきた側面があります。それについて、この提案は大きな転換点だと思います。
 教会は信者が集まって礼拝をしている所。それが共通の認識です。しかし、それは一面に過ぎません。共に交わり、問題や課題を抱えた人に寄り添うこと。これが教会のしていることです。しかし、礼拝だけがクローズアップされることで、敷居が高くなるのは当然でしょう。
 今まで、私たちが出会ったことのない時代が来ようとしています。少子高齢化、人口減少。教会が新しい時代に向かって何を為すべきか。それを考えさせられる一週間でした。