156センチの視線

1月22日「浪岡伝道所の奇蹟と感動」

その日、浪岡伝道所の火はまさに消える寸前でした。毎週ではない礼拝、ほとんど集まらない人、そこに希望を見出すのは困難な状況でした。しかし、聖霊の呼びかけが弘前西教会を動かし、石川牧師を動かし、浪岡伝道所の礼拝が、弘前西教会の礼拝の後、毎週午後に献げられるようになりました。当初、毎週の出席で浪岡の教会を支えてくださったのは、先日天に帰られた平野さんでした。
 今、浪岡伝道所の礼拝は、その時の倍の出席者で満たされています。当初の出席者の中には、私や小枝さんの名前がありましたが、その私たちが出席できなくても、倍なのです。浪岡の責任を弘前西教会が負うと言った時、多くの人々が感動しました。それは、閉塞感にあえぐ教会の方々が、神に従うことで起こる奇蹟を目にしたかったからではないかと思います。そして今や、浪岡は素晴らしい会堂を備え、定住の牧師がいて、新しい人々が加えられている。奇蹟のど真ん中です。何よりも、私たち自身が神の奇跡を最前列で目にしたのです。何があっても従っていけば大丈夫。そんな気持ちを与えてくれるのが、浪岡の教会です。
 40年以上の歴史を刻んできた旧会堂が、いよいよ役目を終えて人の手に渡ります。しかし、そこは変わらず、神の土地です。そこに関わる人々が新しい浪岡の教会に加わることを願ってやみません。