宣教
7月2日「神の戦い」
出エジプト14:10−14 IIペトロ3:8−9
より早く、という価値観の中で生活していると、神の計画さえも待つことができなくなることがあります。今欲しいものが、今手に入らなければ、信仰さえも失いかねません。聖書の中では、「待つこと」は信仰と同義です。
その日、奴隷として使役されていたエジプトから出たイスラエルの民は神に導かれて海辺にいました。それは、「わたしが主であることを知るため」の神の計画でした。しかし、間近に迫るファラオの精鋭部隊を前にして、イスラエルの民は恐怖します。彼らの目は、心は、迫りくる脅威に釘付けでした。
イスラエルの民にとって幸いだったのは、そこに「待つこと」のできる人がたった一人残されていたことです。その人、モーセは言いました。「主があなたたちのために戦われる。あなたたちは静かにしていなさい。」
問題がある時、すぐに助けが来たらどれほどいいでしょうか。しかし、「待つこと」によって私たちが主から与えられるものは、それにも勝った素晴らしいものだと聖書は告げているのです。私たちが神の似姿に変えられていくため、主の忍耐を知る時です。