宣教

11月19日「祈りの力」

宣教旅行中、日本にいる方々からの熱い祈りを強く感じました。そして、健康が守られ、主の臨在に触れ、たくさんの証しとみわざを仰ぎ見る日々となりました。宣教が前進するためには、背後の祈りが必要不可欠であることをあらためて確信しました。
 かつてインドネシア宣教に遣わされた大田裕作先生は、茶色く濁ってミルクティのようになった川の上を舟で移動していました。すると突然、舟が揺れ、幼かったお子さんが川に転落し、濁った川の中に見えなくなっていきました。愛するわが子を助けるために、奥様も続いて川に飛び込み、彼女も川の中に消えていきました。どうすることもできなくなった先生は、舟の上で泣き叫び、祈るしかありませんでした。そのとき、母教会で開かれている祈祷会の音が聞こえてきたといいます。「大田先生のご家族が守られますように…」「大田先生のご家族の健康支えてください…」兄弟姉妹のの熱い祈りが耳元に届く中で、「目を上げよ」という主の声が響いてきました。涙で濡れた目を開き、恐る恐る上げてみると、対岸に流れ着いて無事を叫ぶ、愛する妻子の姿がそこにあったといいます。
 祈りの力は絶大です。派遣されている人だけでは決してなし得ないことが可能となるための、チームプレイなのだと思わされました。