156センチの視線

1月21日「未来を主に委ねる」

幼いときから音楽を聞くのが好きで、5歳年上の姉の影響を受けて、アメリカのビルボードをチェックし、早くから多種の音楽に触れる中、地元には本音で音楽の話ができる仲間はいないと悟り、人に合わせるのが当たり前だと思っていました。高校に入った初日、当時手に入れて、いつも聞いていたBrand New HeaviesのCDを机の上に置いておくと、それを見た生徒が声をかけてきました。美術部の部長候補で、現在はアートディレクターとして世界中で活躍する親友との出会いでした。
 優れた友人たちとの出会いを与えられ、高校生活は素晴らしいものでしたが、将来の明確なビジョンをもって道を決めていく彼らのように、私にはこれといってやりたいことも、得意なこともありませんでした。そして、友人たちに引け目を感じるようになり、自信がなくなり、人生に意味を見出だせなくなり、それが20代後半まで続きました。
 前を見ることは、イコール最悪の未来を描くことだったあの時、「みんなが言うように、本当に救い主なら、俺を救ってください!」と主の前に進み出てから、未来をこの復活の主に委ねられる平安を得たことは、当時の自分と今の自分との間にある、大きな違いでしょう。