156センチの視線
2月10日「愛と信頼」
「一つ一つ」、「小さなことに大きな愛をこめて」、」と何度も心の中で繰り返すことなしには、「先走り」、「思い込み」、「否定的反応」の餌食になってしまう自分です。
「いっきもっき」(津軽弁で性急に)である自分にあきれ果てる日々の中です。そんな中、「少し」(エリザベス・ノーベル)という「砂糖をほんの少し入れるだけで、料理の味を変えることができます」で始まる詩を思い起こしています。失敗はいつも急ぎ過ぎることです。今に至るも、母の「いっきもっきにかがらねんで、少しおじずぎへんが(落ち着きなさい!)」の声が聞こえてきます。
「何故こんな自分に?」答えはわかっています。「欲張り」だからです。「思った通り」「少しでも早く」これが曲者(くせもの)なのです。大切なものは、すぐには手に入りません。「愛と信頼」は一朝一夕に造り出すことは出来ません。すぐに手に入るものは、それだけの価値しかないものです。
残りが少なくなってく人生だからこそ、ゆっくり、「いっきもっきにカガラネンデ」大切に、感謝と笑顔で歩んでいきたいと思う日々です。「遅すぎることがない」人生の真理の豊かさに感謝しつつ。
愛の御手の中にある「今」を信じることができる、小さな信仰に励まされています。