宣教
7月18日「何を望んでいますか?」
ルカ7:1〜10
今日の聖書に登場するローマの百人隊長は、遣わされた場所で民に奉仕し、人々から好意を持たれていたようです。ユダヤ人のために礼拝堂を建てた、という証言からも、彼が人々に仕えるだけでなく、彼らの信じる聖書の神をも大切にしていたことが分かります。また、愛するユダヤ人たちが切に求めていた救い主が来たという話にも耳を傾けていたようです。なぜなら、天と地の一切の権能を授かっている、とおっしゃる主イエスは神の全権大使であると理解していたからです。
私たちは神に祈り求める時、何を望むでしょうか。問題の解決でしょうか、病の癒やしでしょうか、友と仲直りするための勇気でしょうか。もちろん、神はこのような願いを聞いてくださいます。しかし、ご自身に近づくそのことを喜ぶことはするにしても、賞賛することはないのではないでしょうか。では、この百人隊長は主に何を賞賛されたのでしょうか。
彼が求めたのは、召使いの癒やしでした。しかし、癒やしてくださいと願うのではなく、御言葉さえあれば、と神の言葉を求めただけでした。
神は言葉によってこの世界を始められました。さあ、私たちはどうでしょう。