156センチの視線
1月9日「原点に」
『弘前西教会20年誌』と『弘前西教会40年誌』を手に取り丁寧に読み返しました。それは母校である聖書神学校の3月7日の卒業記念礼拝での説教を依頼されたからです。
「神のなさることは皆その時にかなって美しい」(伝道 3:11)の御言葉を信じつつも、時が近づくにつれて少々負担になってきました。コロナ禍での卒業式のため、20分でとのこと、アベ・ピエールのように短くできればと思いつつ。
「いざ!」という時、自分の本音が出てきます。「伝道開始」の1年生を送り出すために、少しは気の利いたことを…」などとつい本音のスケベ根性顔をだします。相も変らぬ自分と出会います。
今までの単なる歴史ではない、生きて働かれる主と共に歩んできた小さな証を、と思い定め『20年誌』『40年誌』を手に取りました。
そこには溢れるばかりの、忘れてはならない主の恵み、家族、共に歩んでくれた多くの、主が備えてくださった兄弟姉妹がいました。言葉にならない感動に心が震え胸がいっぱいになりました。
主は、今一度、原点に帰る時をあたえてくださいました。「すべてのこと共に働いて益となる」ことを!今、ここそが、主の愛と感謝に生きる福音の現場であることを、噛みしめています。