宣教

2月13日「愛に選ばれた私達」

申命記7:6-8  ヨハネ15:11-17
 わたしたちの思いと神様の思いの何と異なることでしょう(イザヤ55章8-10)。この真実は、新約に限られたことではありません。さすらいの1アラム人であったアブラハムにも、さらに時代を経て、出エジプトにおける神様の宣言の中にもみられるものです。「イスラエルの選び」について、その選びは、ただ一方的な神様の側からの選びであり、その理由は、「最も貧弱であった」ことによると宣言します。
 これこそが「神の愛の選び」なのです。それは時を経て、主の喜びが「あなた方の内にあり、あなた方の喜びが満たされるためである」との、弟子たちの、そしてわたしたちの選びへと繋がっているのです。「神の永遠の救いの選び」は、その根拠はわたしたちの内はありません。「神のわたしたちの選び」は一方的神の永遠の愛にあることを、しっかりと受け入れる時に、主観的感情に左右されない、神の出来事となります。「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたし(主イエス)があなた方を選んだ」という、神ご自身による出来事となるためです。
 それはまた、「主の愛の実を結ぶ」世への証人としての招きなのです。わたしたちは貧しきが故に、選ばれたのです。キリストの愛を生きるためです。喜びが満ち溢れる愛の証人となるためです。