宣教
10月9日「祝福を生きる道」
創世記19:26 フィリピ3:12-14
幼いころに教会学校で、「ソドムとゴモラの町」が硫黄の火をもって滅ぼされる時、「決して後ろを振り返るな」と神様に言われました。が、ソドムの町が滅ぼされた時、ロトの妻は振り返り「塩の柱」になったことを教わり、不思議な切ない思いを抱いたのを思い出します。
そして今日、多くの人と出会う中で、「後ろを振り返り塩の柱になる人」と沢山出会ってきたように思います。そして、自分も塩の柱になるような局面に立たされたことをも思い起こしします。「後のものを忘れ、前のものに全身を向けつつ」生きることの大切さを新たに噛み締めています。
ノアは、神様に命じられ「箱舟をつくった時」、神様の命じられたとおりにすべての事を進めていきました。全てのものが箱舟に入った時、神様は「ノアの後ろで戸を閉ざされた」とあります。神様ご自身が後ろの戸を閉ざすことを通し、ノアたちの新しい時を約束されたのです。
「握ったものを離さない」わたしたちの性癖に別れを告げ、握ったものを手放すことです。自らの思いを手放し、後ろの戸を閉めることを委ね、神様の与えてくださった目標に向かい体を伸ばすことです。わたしたちのときは、「御手の中」に在ります。