156センチの視線
5月12日「神のなかに」
暑くなったり肌寒くなったりと、落ち着かない日々ですが、木々は、初々しい若葉が嬉しそうにそよいでいます。庭のプルーンの花も散りました。今年もたくさんの実を実らせ、皆に喜んでもらえることでしょう。柿の木の若葉も、それは優しく初々しい姿で、風にそよいでいます。葡萄もアッという間に芽を出し、赤い芽が黄緑色に変わっていく姿に、生きている「時」の流れを感じさせてくれます。今年はハナミズキが、妻の手入れが実り、いつもよりたくさん花が咲きました。
気になっていた小さな畑に、4本の畝を作りました。確実に植えるのは、さつま芋とキウリでしょうか。市の共同農園には、ほとんどの方がまだ作物を植えていません。ホット胸をなでおろし「セーフ…!」と。
『蜂と神さま』 (金子みすゞ)
「蜂はお花の中に お花はお庭の中に お庭は土塀のなかに 土塀は町のなかに。町は日本のなかに 日本は世界のなかに。
世界は神さまのなかに そうして、そうして、神さまは、小ちゃな蜂のなかに 」
夏が立ったとはいえ肌寒い、津軽の大地に立つと、この詩が心に浮かんできます。 石川