宣教
「あなたから始まる祝福」
創世記12:1〜4 ヨハネ15:16〜17
私たちは苦難の時にこそ主なる神様の助けが必要です。それは信仰者に限らず、神さまの被造物である人間すべてが試練の中で『神頼み』をすることから見ても明らかです。
アブラムは生まれてからずっと父親であるテラに従って生きてきました。しかし、ハランでテラが亡くなると、それまでテラの庇護のもとにあったアブラムは、進むべき道を見失い、父の考えではなく、自分の考えをもつ必要性に直面します。そんな苦境に立たされた時、アブラムは生まれて初めて創造主の声を聞いたのです。
神様の命令には、いつも約束が伴います。生まれ故郷、父の家を離れて、私が示す地に行きなさい。という命令には、あなたを大いなる神の国の民とし、祝福の源とする、という約束が伴います。アブラムが主の言葉に従って旅立ち、やがて信仰の父と呼ばれるようになったのと同様に、私たちも祝福の約束を歩めるのです。なぜなら、主イエスが「私があなた方を選んだ。」と言ってくださるからです。神の選びに不正確さや誤りはありません。あなたは永遠に残る実を結ぶために創造されたのです。