宣教

10月16日「寄り添う神の姿」

 ヨハネ1:14〜18
 イエス・キリストは神でありながら人となり、本来は罪人である私たちが受けなければならなかった永遠の死を引き受けて、十字架で身代わりとなって死にましたが、三日目に復活して神の栄光をあらわしたのです。という福音の物語を聞いて、そのまま信じて救われる人がいるでしょうか?
 もちろん、「信仰はキリストの言葉を聞くことによって始まるのです」(ローマ10:17)というように、神の愛はキリストを通してのみ示されたことを伝える必要があります。では、福音を伝えようとする時、どうすればいいのでしょうか?
 神は言葉だけで人を根底から変えることはできないことを知っていました。ですから、ご自身が身をもって示す他なかったのです。それが、神でありながら人となったイエス・キリストの十字架と復活です。
 神が罪人のためにいのちを投げ打つ姿を「見た」人々は、どうしようもない自分が愛され、赦されている喜びを知って、人生のすべてを献げようとさえ考えるほどに変えられていきました。
 人が福音を信じるためには、愛が必要だということを神はご存知だったのです。