宣教

9月23日「神の関係づくり」

 創世記39:1〜23
 族長ヤコブに愛されたヨセフは、大きな試練の中にいました。族長のもとで何不自由なく暮らしていた彼は、今や奴隷となり、何も持たない人になったのです。自分の力ではどうにもならなくなったとき、人は良くも悪くも神を意識するのです。ヨセフもそうでした。しかし、彼は神を呪うことなく、逆に神の良さに自分の人生を委ねたのです。
 日々の生活の中で、ヨセフは人に仕えることを学んでいきました。なぜなら、彼が注目した神は、仕える神だからです。その方の声に従うことは、すなわち主イエスのようになることでした。おのずと、彼の周りに祝福が拡がっていきました。主がそのようにされたからです。
 主人と奴隷という立場の侍従長とヨセフ。しかし、実質的には、ヨセフがリーダーなのです。なぜなら、彼がすべてを任されているからです。今や、立場が逆転してしまいました。それは、何も持たない1人の人の「主が共におられる」という信仰から始まりました。
 あなたが置かれた場所で、主の声に従って人々に仕える時、そこに主が働かれます。仕えること、それは誰にでもできる、最高の方法なのです。