宣教

7月7日「愛だけが人を変えられる」

マタイ22:34〜40
 罪を犯した人々は、愛や喜びを受けられなくなって当然だ、ということが、罰という形で表れているのが牢獄です。そして、そこにはルールを破ってしまった人々がひしめいています。では、牢獄の外は、愛と喜びに満ち溢れた場所だと言えるでしょうか。
 主イエスはすべての人々に問います。「あなたは愛に生きているか」と。神を愛すること、人を愛すること、主はそれがすべてだと断言しました。とするならば、牢獄の中も外も同じ神の支配があり、同じルールが適用される場所です。「あなたは愛に生きているか」それは、すべての人を照らす光です。
 神は牢獄の中の人も愛しておられる。それは、罪の中で生きていたにもかかわらず、十字架によって身代わりに命を与えられた人々にとって、当然の思考でした。そして、もっとも愛から遠く離れた人にこそ、愛が必要だということを歴史が示しています。
 人が生まれ変わるというのは、別人格になることではありません。その人が神のデザインされた姿に戻ることです。そして、人が変化するために必要なのは、ただ愛だけなのです。
 全知全能の神が計画された唯一の方法は、それでも愛する、という十字架の方法だったのです。