156センチの視線
11月24日「聖霊の新しい風」
先週は木造教会に招かれ、御言葉の奉仕をしました。約1年ぶりのことです。
礼拝の中で、主に向かって特別に賛美をささげました。「誰も見たことのないことが」と「すべてが益になる」という歌です。今、日本の多くの教会が木造教会のように牧師が常駐せず、一人ひとりが自立を迫られている状況にあります。人々はそれを「危機的状況だ」と騒ぎ立てています。本当にそうでしょうか。
主イエスが天に帰られてすぐ、信仰者は自立を迫られました。しかし、聖霊が助けをもたらし、教会は誕生しました。彼らは迫害の中で、住み慣れた場所から出て行かざるを得なくなり、いたるところで福音を宣べ伝えました。次々と誕生する新しい教会に、常駐の牧師はいませんでしたが、常駐の信仰深い地元民がいました。彼らもまた、迫害の中で出ていって宣べ伝えました。実は、現在の状況は危機ではなく、教会を正常な状態に戻すための聖霊の働きです。かつては迫害から出ていかざるを得ませんでしたが、今は一つの教会で牧師を支えきれないので、出て行かざるを得ないのです。これは本質的に言えば同じことです。
はじめて木造教会に遣わされてから今年で9年。私が変えられたように、木造教会が変わろうとしている姿に聖霊の働きを感じました。