宣教
2月7日「いのちの冠」
詩篇91:1〜16
疫病は、いつの時代も人類に深い悲しみと影を落としてきました。現在も、新型コロナウィルスによる影響が続いています。
詩篇には、神を信じる人々が疫病にかからないと約束されているように受け取れる箇所があります。しかし、現実には世界中の教会に感染者があり、困惑します。果たして、主なる神は何を言おうとされているのだろうか、と。
詩篇の記者は、この歌を三部構成にしました。まず、第一部は神の偉大さをほめたたえる讃美の言葉。第二部は、世界の有り様とそれに対峙する人々への信仰による励まし。そして第三部は、神ご自身による人々への約束です。
最後に、「わたしの救いを彼に見せよう」という言葉で締めくくられるこの詩篇は、三部構成によって神が与えてくださる永遠の命についての約束が語られている箇所です。
疫病にかからないなら、それに越したことはありません。苦難がないなら、それも良いかもしれません。しかし、死は避けることのできない問題として、すべての人の前に置かれている疫病と言えるでしょう。
私たちの主イエスは、その疫病に勝利された方です。