宣教
6月20日「あきらめない神さま」
マタイ18:12〜14
主イエスは人間のことを羊にたとえて話されました。そして、ご自身は「良い羊飼い」だとおっしゃるのです。
羊の習性を知っていれば、牧者がどのように振る舞うかがわかるでしょう。群れを好み、集団で無自覚に追従してしまう癖のある羊たちを導くために、牧者が先導することは少なく、むしろ後方から羊たちを視界に入れて進むのです。もし、群から離れた羊がいたならば、杖などで正しい位置に戻します。それでも、遠近感を捉えるのが苦手な羊にとって、群から離れ、迷子にならないことは至難のわざなのです。
群れを好む羊がたった1匹になると、とてつもないストレスがかかり、気が狂ったようになります。羊一匹を捕まえるよりも、100匹を捕まえるほうが楽だ、と言われるほどです。罪という名の狂った世界観で歩む羊、つまり人間が、神の群れに立ち帰るのが容易ではないのと同様です。
しかし、主は憐れみ深く、自らの時間と命を削って、その1匹を探しておられます。なぜなら、他の99匹では代わることのできない価値があるからです。
あなたは愛されています。何をしたか、どんな人か、は関係ありません。あなたがあなただからです。
※ 動画はありません。ご了承ください。