宣教
6月27日「向こう岸の景色」
マルコ4:35〜41
主イエスは御言葉を聞くだけの人、受け入れる人の違いを教えられた後、「向こう岸へ渡ろう。」と弟子たちを導いて嵐吹く湖へと舟を出発させました。
果たして向こう岸には何があったでしょうか。そこには悪霊からの解放があり、病の癒やしや死者の蘇り、そして必要の満たしがありました。そこは天国のようでした。次に舟に乗る時も、やはり試練がありました。しかし、前回の向こう岸と今回の向こう岸は全く違う展開を見せました。そこにあったのは十字架でした。
私たちの人生も、試練という名の嵐は一度きりではありません。さらに、予想だにしない出来事が起こってくるときもあるのです。十字架を前にして、何もかも終わりだ、と弟子たちが思ったような問題に遭遇することもあるでしょう。
主は試練を経由してたどり着く「向こう岸」で何を見せたかったのでしょうか。それは、復活の希望です。何があっても大丈夫という平安です。主が数々の奇蹟を見せたのは、全てを支配する方が共にいて、必要を満たし、問題を解決してくださることを教えるためでした。そのことを通して、弟子たちが思い煩うことのないためです。主は弟子たちに、そしてあなたに言います。「まだ悟らないのか」