宣教
1月2日「信仰によって」
ハバクク2:1~4 ローマ1:17
善人が苦労し、悪人が栄える。そんな荒廃した世を憂いで、預言者ハバククは主なる神に訴えかけます。なぜそのままにしておられるのか、と。
この問いは、クリスチャンであろうとなかろうと、人間であれば誰しもが抱いている共通したテーマのように思います。そして、聖書はそのような問いを持つことを否定しません。もちろん、ハバククの発した疑いを、神は不信仰とみなして断罪せず、ただちに答えを与えています。それは、約束は必ず成就するという御言葉です。
ヘブライ人への手紙には、旧約時代に登場する人物の名を挙げて、信仰に歩んだそれぞれの人生を綴りながら、「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ」たと伝えています。彼らは見たかったことでしょう。いや、ある意味、私たちも彼らと同じだと言えるかもしれません。なぜなら、「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。」(Iペトロ1:8)
正しい人は信仰によって歩む。神の約束に立ち、「信じます!」の言葉が私たちを解放してくれます。