宣教
12月25日「光の誕生」
創世記1:3~5
世界で最初のクリスマスはベツレヘムにもたらされた救い主イエス・キリストの誕生です。しかし、聖書を見ると、主イエスは世界の誕生の前から存在していたと記されています。では、本当のクリスマスはいつだったのでしょうか。
天地創造の神は、世界を創造するにあたって、まず「光あれ」と世界で初めての言葉を発しました。それまで、世界には言葉もなければ、何もなく、ただ混沌が広がっていただけだと聖書は語ります。そこに「光」が生じ、その光のゆえに「闇」も生じました。
その後、読み進めると明らかに天体をお作りになった箇所が目にとまります。つまり、最初の「光」は、太陽のような、目に見えるものではなかったことが分かります。では、最初に創造された「光」とは何だったのでしょうか。
それは、ギリシャ哲学で言うところの「すべての事象を理解する上で欠かせない絶対的なもの」という意味を持つ言葉で記されています。私たちがこの世界にあって、罪から生じた偽りに惑わされず、この世界の成り立ちや自分自身の存在理由、目に見えない世界も世界の一部であることを理解するために絶対的に必要なもの。それが主であり、最初のクリスマスです。