宣教

7月23日「どこの誰ですか」

マルコ6:1~6
 日々の生活の中で、あなたはどんなことに神の臨在を感じますか。超自然的な奇蹟ですか。それとも、人と人の間に愛が現されたときでしょうか。もしかしたら、祈りが聞かれたときかもしれません。でも、こう考えたことはありますか?「これは神がしてくださったのだ」と思えないところにも神がいらっしゃるということを。
 主イエスは神でありながら、大工だと言われました。大工だったからです。この世界の常識では、大工は神ではありません。ナザレの人々は当たり前の反応をしました。しかし、主はそれを「不信仰」だと感じ、しかも驚いたというのです。
 神であるはずがない。しかし、実際には神ご自身であった。それは、大工という職業、ヨセフの子という出自、その村からは何も出ないと馬鹿にされるほど小さく貧しい寒村で起こった出来事です。
 あなたが考えている神の臨在。もちろん、それは確かなものなのでしょう。しかし、そうでないところにも神は働かれるということを知ってください。
 全宇宙をお造りになった全知全能の神が、あなたを選んだ。そのことこそが、まさしく奇蹟であり、当然そうなる、の世界を超える出来事なのです。