宣教

8月20日「渦中で安眠できる」

詩篇3:1~9
主よ、それでも
あなたはわたしの盾、わたしの栄え
わたしの頭を高くあげてくださる方。(3:4)

 ダビデがアブサロムを避けて逃れたときの心境を、詩編3編で紹介している。彼は愛する息子の一人に突然襲撃されて、命からがら逃げて行き、自分に敵する者がいかに多いかということを思い知らされた。誰が見ても「もう駄目だ」とそう言われるような状況下で彼は神様の前で深く息をつく機会をもち、神様への信仰告白している。そしてその後ダビデがその状況下で眠ることができたと歌う。ダビデは、敵に取り囲まれて、そして眠っている。いつ敵が襲ってきて自分の命が亡くなるかもしれない、そういう状況のもとで、彼は昨夜寝た。このまま目を覚ますことなく終わってしまう可能性もあった。でも彼はおそらく死んでしまっても、安心できる。それは死んでもなお、「主がわたしを見捨てられない」と知っていたから。主の御前での息をつけたこと、そして安心して眠ることができたこと、そのために主が夜通し守ってくださったことを彼は喜び歌う。復活の朝が、新しい命に生きる朝がわたしたちにも備えられている。