156センチの視線
9月10日「出会いのプレゼント」
9月6日はわたしの78回目の誕生日でしたが、この日、素晴らしいプレゼントを頂きました。それは、聖愛高校のキリスト教教育週間に講師として迎えられた、門間幸枝さんが当教会を、二人の教師と共においで下さったことです。
門間さんは「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会」の副代表をしておられるお方です。聖書神学校の同窓生ということで、わざわざお訪ねくださいました。40年以上も前のことで、記憶にない方もおられると思います。味噌会社一家4人が殺害され放火された事件です。従業員の元プロボクサーの袴田さんが逮捕起訴され、死刑が確定した事件です。袴田さんのこの事件は、多くの冤罪事件と同じく、極めて不合理な判決と言わざるを得ません。彼は息子宛に「チャンは決して人を殺してはいない、それを一番よく知っているのは警察であって、一番申し訳なく思っているのが裁判官であることを」と手紙を書いている。彼は獄中で、カトリックの洗礼を受けています。
三十数年以上にわたってご夫妻共々に支援を続けて来られた門間さんに、「獄にいた時に訪ねてくれた」(マタイ25:36)イエス様の現実と出会い、原点に返ることが出来ました。友よ、心を込めて、愛と祈りを生きようではありませんか。 石川